打越眠主主義人民共和国

”うちこし”と読みます

日記2022/07/24

東京で支持政党の党員集会に行ってきた。地元の県連でなくても出席できるというので出向いてみたが、会場の半数ほどは都外から来ていたのではないか。非常に盛り上がったのだがその前に前日泊で泊まったビジホの話をしたい。

本当にひどかった。テーブルはボロボロ、壁はシミだからけ、布団はほこりを被っている…… これで五千円か? マジか? インバウンドとか言ってる場合じゃないな。

話を戻すと集会に行ってきた。参院選の反省会とのことだった。比例で前回の衆院選から積み増したが議席数は減らしたという結果を受け、厳しい現状があるが上がる目はあるといった感じのポジティブな総括があった。ちょっと楽観的なんじゃないかなと思う。若年層の取り込みに力を入れていて手応えを感じているということで、会場も20代がけっこう目についたのは印象的だった。

話題の中心になったのはSNS活用法だった。メタバースで宣伝をやろうと中年の落選候補がのたまい、それに山梨からはるばるやってきたという高卒の若者が「お金がなくて(メタバースに必要な)パソコンを持てない若者も多い。スマホから繋がれるSNSに力点を置くべきだ」と釘を指したのには感心した。でも正直SNSで政党名にハッシュタグをつけようとかそういうの、俺は好きじゃないんだよな……。

自分からは「他党は来年の地方選に向けて候補公認を進めていて名簿も公開している。ウチは動きが見えないがどうか」と聞いたが、公認を進めている、本部へはフィードバックするとのことだった。都内の結果を見ると地方議員のいる区市はそうでないところより得票率が良い傾向があったから、地力を養うためにも来年頑張って欲しい。

党員管理の問題も挙がった。党員の管理はまったくできておらず、なんと全体の党員数もまだ把握できていないらしく、そういえば自分のときも手続きしてから数ヶ月ほったらかしにされた。全体的に党組織がしっかり回っていない印象があった。党員組織と各議員の後援組織(組織内候補の場合組合)が交流を持てていないという指摘があったが正直それどころではないだろう。

組織内候補といえばこんなことがあった。配信機材のトラブルで集会の中継を断念し、党首のあいさつも音声がつながらず、結局ライン通話をスピーカーして乗り切った。そういうことがあるとどうしてもITに対する弱さというか、大きい視点で問題にされてしまう。それでITに詳しい人や業界団体と繋がり強化するべきだという意見が出た。本人がIT系の仕事をしているらしい。そういうけどあなた、今回電機連合から出た人がいて、落選してるでしょ……。ネットでも「オタクは表現の自由問題で山田とか赤松を送っていて偉い。俺たち(IT系を指す)もそういう議員を議会に送るべきだ」という意見を見た。組織内候補が業界の代表として認知されていないし、まあ認知されても支持されないんだろう。それにはいろいろ理由があるんだとは思う。

しかし組織内候補なんて贅沢だな。ウチは全部足しても有権者の組合員三万人しかいないんだぞ。産別単組なのに……。